強迫性障害の最大の特徴は、強迫行為自体は常軌を逸しているものの、それ以外のことについては全く正常な人と同じか、あるいはそれ以上に優れた能力を持っているということです。
また、うつ病などの精神疾患と決定的に違う点は、自分の症状が、明らかにおかしいということを本人が自覚していることです。
強迫観念や強迫行為が、客観的には実に馬鹿げているもので、他人から見れば奇妙に思われるという感覚も持っているのです。
しかし、湧き上がる衝動が、あまりにも激しいので、おかしい、馬鹿げている、やり過ぎていると理解しているにも拘わらず、さまざまな奇妙な行動を起こしてしまうのです。
それは、たとえば、過度な手洗い行為であったり、点検や確認行為、儀式的な呪文を唱えるといったものがあります。
そして、一度そのワナにはまったら最後、そう簡単には抜け出すことができず、非常に苦しむという、非常にやっかいな病気が強迫性障害なのです。